Scratchでりんごキャッチゲームを作ろう 発展編②音をつけよう

前回の発展編①では、「ゲームクリア」と「ゲームオーバー」のルールを作りました。
前回までで、りんごキャッチゲームはほとんど完成していますが、音がないとなんか寂しく感じますよね。
なので、今回はBGMと効果音を付けていきます。
発展編①はこちら: 発展編① ゲームクリア、ゲームオーバーを決めよう
りんごキャッチゲームを作ろうトップ記事はこちら: りんごキャッチゲームを作ろうトップ記事

ゲーム中のBGMをつけよう
BGMを選ぼう
ゲーム中に流れている音楽のことをBGM(バックグラウンドミュージック、背景音楽)といいます。
音が無いより、BGMがあったほうがゲームらしくなります。
早速BGMをつけていきましょう。
①『背景』をクリックしましょう。

②『音』をクリックしましょう。

「ポップ」という音がすでにありますが、今回この音は使わないので削除しましょう。
③『ポップ』の右上の「ごみ箱」マークをクリックして、削除しましょう。

削除できたら、BGMに使う音を選んでいきます。
④画面左下の『スピーカー』マークをクリックしましょう。

「スピーカー」マークをクリックすると、音を選ぶ画面に移動しました。
この中から、BGMに使う音を選びます。
BGMは、音が途切れないように、ループ(繰り返し)しても不自然に聞こえないものを選びます。
『ループ』をクリックして、ループ再生に向いている音を表示しましょう。
⑤『ループ』をクリックしましょう。

たくさんの音があるので、好きな音を選びましょう。
『▶』マークにマウスカーソルをのせると音を再生できます。
⑥BGMにする音を決めたら、その音をクリックしましょう。
(画像では、「Chill」という音を使うことにします。)

↑の画面では、音の速さや音量などを調整することができます。
好きなように調整してみましょう。
⑦画像では音量を小さくしています。

BGMが鳴るようにプログラミングしよう
選んだBGMがゲーム中に鳴るようにプログラミングしていきましょう。
①「背景」に、コードブロックの「イベント」の中から『緑の旗が押されたとき』をドラッグしましょう。
②「制御」の中から『ずっと』をドラッグして、『緑の旗が押されたとき』の下にくっつけましょう。
③「音」の中から『終わるまで[選んだ音の名前▼]の音を鳴らす』を『ずっと』の中にくっつけましょう。

このプログラムでは、ゲームが開始されてから終了するまで、ずっとBGMに選んだ音が鳴るようにしています。
『ずっと』ブロックの中に『終わるまで[選んだ音の名前]▼の音を鳴らす』を置くことによって、音を繰り返し鳴るようにしています。もし『ずっと』ブロックが無ければ、ゲームの途中で音が終わったらBGMがなくなってしまいます。
ゲームを実行してみて、ゲームが終了するまでBGMが鳴り続けることを確認しましょう。
ゲーム終了時のBGMをつけよう
「ゲームクリア」と「ゲームオーバー」になった時のBGMもつけていきましょう。
ゲームクリアしたときのBGMをつけよう
まずは、「ゲームクリア」したときにBGMが鳴るようにしていきましょう。
BGMを選ぼう
「ゲームクリア」のスプライトを選択して、音を選びましょう。
手順は先ほどの「背景」にBGMをつけた時と同じです。
①「ゲームクリア」のスプライトをクリックしましょう。
②『音』をクリックしましょう。
③すでにある「ポップ」という音は使わないので削除しましょう。

「ポップ」を削除したら、ゲーム中のBGMと選んだときと同じように好きなBGMを選びましょう。音を選んだら、速さや大きさを調整してみましょう。
下の画像では、「Drum」と「Cheer」という2つの音を選びました。音はいくつも選ぶことができます。
どちらも音を少し小さくしています。

音が鳴るようにプログラミングしよう
ゲームクリアしたときに選んだ音が鳴るようにプログラミングしていきましょう。
今回選んだ音は、ゲームクリア時に流れるようにしたいので、ゲームクリアのメッセージを受け取った時に鳴るようにします。
①ゲームクリアのスプライトに「音」の中から『終わるまで[選んだ音の名前]▼の音を鳴らす』をドラッグして、『[ゲームクリアのメッセージ名▼]を受け取ったとき』の一番下にくっつけましょう。

もし、音を複数選んだ場合は、次のようにプログラミングしてみてください。
複数の音を同時に鳴るようにしたい場合:
新しく『[ゲームクリアのメッセージ名▼]を受け取ったとき』ブロックを置いて、その下に『終わるまで[別の音の名前]▼の音を鳴らす』ブロックをくっつける。(下の画像を見てね)
最初に選んだ音が終わったら別の音を鳴るようにしたい場合:
先ほど置いた、『終わるまで[選んだ音の名前]▼の音を鳴らす』ブロックの下に、『終わるまで[別の音の名前]▼の音を鳴らす』ブロックをくっつける。

これで、ゲームクリアのときにも音が鳴るようになりました。
実行して確認してみてください。
ゲームオーバーのときのBGMをつけよう
ゲームクリアのBGMが鳴るようになったら、同じように「ゲームオーバー」のときのBGMもつけていきましょう。
BGMを選ぼう
「ゲームオーバー」のスプライトをクリックして、好きな音を選びましょう。音を選んだら、速さや大きさを好きなように調整しましょう。

下の画像では、「Xylo4」という音を選びました。
音の速さを少し遅くして、大きさを小さくしています。

音が鳴るようにプログラミングしよう
音を選んだら、ゲームオーバーのときに選んだ音が鳴るようにプログラミングしていきましょう。
プログラミングのやり方も、ゲームクリアのときと同じようにすれば良いので、どんなふうにやったか思い出しながらプログラミングしてみましょう。
「ゲームオーバー」のスプライトに、音の中から『終わるまで[選んだ音の名前▼]の音を鳴らす』をドラッグして、『ゲームオーバー▼を受け取ったとき』ブロックの一番下にくっつけます。

りんごをキャッチしたときの効果音をつけよう
最後に、りんごをキャッチしたときに音が鳴るように効果音をつけていきましょう。
やり方は、今までのBGMのときと同じです。「ねこ」のスプライトに「りんごをキャッチするプログラム」があるので、そこに音を鳴らすブロックを追加してみましょう。
実行して確認しよう
一通り音がつけ終わったら、実行して確認してみましょう。確認するときは以下のポイントに注目してみてください。
・プレイ中のBGMが鳴っているか。
・プレイ中のBGMが繰り返されているか。
・りんごをキャッチしたときに効果音が鳴っているか。
・ゲームクリアのときにBGMが鳴るか。
・ゲームオーバーのときにBGMが鳴るか。
もし、プレイしてみて音がイマイチだと感じたら、別の音に変えたりして色んな音を試してみてください。
まとめ
お疲れ様でした!
ゲームに音がついたことによって、前よりもゲームらしくなりました。もし、他にも音をつけたいところがあったら、ぜひ音をつけてみてください。
これで「りんごキャッチゲーム」は完成です。今回作ったりんごキャッチゲームを自分なりにアレンジして、オリジナルゲームにしてみてください。

次の記事「発展編③」はこちら↓
発展編③ オリジナルゲームにアレンジしよう
りんごキャッチゲームを作ろうトップ記事はこちら↓
りんごキャッチゲームを作ろうトップ記事
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