Scratchで〇×クイズを作ろう 基本編④音をつけよう
基本編③で「問題を出して答える」という〇×クイズの土台が完成しました。
今回は、ゲームを盛り上げるためにBGMと効果音をつけていきます。
基本編③はこちら: 基本編③ 問題に答えられるようにしよう
〇×クイズを作ろう トップ記事はこちら: 〇×クイズを作ろうトップ記事
どこに音をつけるのか決めよう
基本編③までに作った部分のどこに音をつけるのか決めていきましょう。
まずは、BGMをつけましょう。問題を解いている間はずっとBGMが流れているようにします。
効果音は、正解と不正解のときにそれっぽい音が鳴るようにします。
BGM:問題画面・解説画面でずっと流れている
効果音:正解・不正解のときにそれぞれ鳴らす
↑こんな感じに音をつけていきましょう。
BGMが流れるようにしよう
BGMは背景に付けていきます。
BGMを選ぶ
①背景をクリックしましょう。
②画面左上の「音」をクリックしましょう。
③元々ある「ポップ」の音は使わないので消してしまいましょう。
音を選んでいきます。
「スピーカー」マークをクリックしましょう。
「スピーカー」マークをクリックすると、音を選ぶ画面に移動しました。
この中から、BGMに使う音を選びます。
BGMは、音が途切れないように、ループ(繰り返し)しても不自然に聞こえないものを選びます。
『ループ』をクリックして、ループ再生に向いている音を表示しましょう。
たくさんの音があるので、好きな音を選びましょう。
『▶』マークにマウスカーソルをのせると音を再生できます。
BGMにする音を決めたら、その音をクリックしましょう。
(画像では、「Dance Snare Beat」という音を使うことにします。)
↑の画面では、音の速さや音量などを調整することができます。
好きなように調整してみましょう。
画像では、答えを考えるときにジャマにならないように、音量を小さくしています。
音の調整ができたら、BGM選びは完了です。
BGMが流れるようにプログラミングする
ゲーム中に選んだBGMが流れるようにプログラミングしていきましょう。
①画面左上の「コード」をクリックしましょう。
②制御の中から『ずっと』ブロックをドラッグして、『背景を問題画面▼にする』ブロックの下にくっつけましょう。
音の中から『終わるまで[選んだ音の名前▼]の音を鳴らす』ブロックを『ずっと』ブロックの中にくっつけましょう。
これで、 BGMを流れるようにするプログラムは完成です。
『ずっと』ブロックの中に『終わるまで[選んだ音の名前]▼の音を鳴らす』を置くことによって、音を繰り返し鳴るようにしています。もし『ずっと』ブロックが無ければ、ゲームの途中で音が終わったらBGMがなくなってしまいます。
ゲームを実行してみてBGMが流れているか確認してみましょう。
効果音が鳴るようにしよう
正解・不正解のときに効果音が鳴るようにしていきましょう。
効果音は『正解・残念』のスプライトに付けます。
理由は、「正解・不正解のときの処理」がすでにあるので、新しく作る必要がなく、単に音を鳴らすという処理を追加するだけで良いので、ラクだからです。
効果音を選ぶ
正解のときと不正解のときの2つの効果音を選びましょう。
①『正解・不正解』のスプライトをクリックします。
②画面左上の「音」をクリックしましょう。
③「ポップ」の音は使わないので消しましょう。
「スピーカー」マークをクリックして「正解のとき」と「不正解のとき」の2つの効果音を選びましょう。
好きな音を選んで大きさや速さを調整しましょう。
画像では、正解のときの音に「Doorbell」、不正解のときの音に「Squeaky Toy」を選びました。どちらも少し音を小さくしています。
効果音が鳴るようにプログラミングする
選んだ効果音が鳴るようにプログラミングしていきましょう。
まずは正解のときの音をプログラミングしていきます。
①コードをクリックします。
②音の中から『終わるまで[音の名前▼]の音を鳴らす』ブロックをドラッグして、『コスチュームを正解▼にする』の下にくっつけましょう。
③[音の名前▼]の部分を、先ほど選んだ「正解の音の名前」に変えましょう。
これで、正解のときに効果音を鳴らすプログラムは完成です。
同じように不正解のときに効果音を鳴らすプログラムも作ってみましょう。
これで、不正解のときに効果音を鳴らすプログラムも完成です。
実行して確認しよう
プログラムができたので、実行して確認してみましょう。
今回の確認ポイントは次の通りです。
確認ポイント
・ゲームを開始したらBGMが流れること
・BGMが繰り返し流れ続けること(途中で音が無くならないこと)
・正解したときに効果音が鳴ること
・不正解のときに効果音が鳴ること
ちゃんとBGMと効果音が鳴っていましたか?
ちゃんとなっていたらOKです。
僕の方では、音はちゃんと鳴っていましたが、正解のときの音が長すぎたので、短くしてみます。
正解のときの音の長さが「4.98秒」もあるので、不正解のときの音と同じくらいの長さにしてみます。
①波形の部分をクリックして、消したい範囲を選択します。
②削除をクリックします。
そうすると選択した部分が消えて、音が短くなります。
今回は音の後ろの部分を選択したので、後ろが消えます。
音の長さが1.64秒になり、先ほどよりも短くなりました。でも、まだ不正解の音よりも長いですね。
同じように後ろを削除して、不正解の音と同じくらいの長さにします。
だいたい同じくらいの長さになりました。
このように、音の一部を削除することもできます。
まとめ
お疲れ様でした!
ゲームに音がついたことによって、前よりも多少は盛り上がるようになったのではないでしょうか。もし、他にも音をつけたいところがあったら、ぜひ音をつけてみてください。
これで基本編は終了です。
次からの発展編では、基本編で作った〇×クイズの土台を改造してレベルアップしていきます。
次の記事「発展編①」はこちら↓
発展編① 問題をたくさん出そう
〇×クイズを作ろうトップ記事はこちら↓
〇×クイズを作ろうトップ記事
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